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孤独死に向き合う

住人が孤独死してしまったら

賃貸経営者の心得~備え~

まさか孤独死を恐れるあまりに、一人暮らしの人には部屋を貸さない、というわけにもいきません。
また、孤独死は老人に限った問題ではないので、住人が若い世代ばかりであったとしても、万一の事態に備えておくことは必要です。

*孤独死が発生したら、どんな作業が必要になるのか
孤独死は、近隣住人などから異臭がするという連絡を受けて発覚することが多いです。
まずは、安否確認を行います。
鍵を開けて確認することになりますが、先に警察署へ連絡し、立会いをお願いしましょう。

孤独死発見後に緊急の110番に電話してパトカーで来られてしまうと、変に目立ってしまい、後々あらぬ噂が立ってしまう危険性もあります。万全を期すためには、110番ではなく警察署へ直接連絡することをおすすめします。

孤独死発見に至った場合、警察による実況見分が行われます。
その後、遺体の搬出までは、警察の手で行われます。

そして残されるのは、強烈な死臭の染み付いた部屋の清掃と、荷物の片付けです。
死臭は、かなり独特で強烈です。ただ、お線香を焚くと少しは緩和されますから、予め持っていくと良いでしょう。
清掃と荷物の片付けが済んだら、床や壁、襖などのリフォームが必要です。
リフォームることによって臭いもなくなれば、次の住人に貸し出すことができます。

*必要な道具
~あると便利な道具~
・防臭マスク:死臭は簡単には消えないので、作業時には必須。
・バルサン:大量の虫が発生するので、これも必須。
・ゴミ袋・ブルーシート:ゴミ袋は100枚くらい。ブルーシートは体液が滲みた布団の搬出に使います。
・ゴム手袋:感染病による病死の場合、部屋に残された血液からの感染を予防できる
・雑巾と住まいの洗剤:あとでリフォーム業者にきれいにしてもらうにしても、最低限の清掃は必要。
・消臭剤:たくさん使って、少しでも臭いを緩和しておきましょう。
・軽トラック:大量のゴミを、処理施設に持ち込むために必要です。レンタルできます。

*専門業者に清掃を依頼することも可能だが、費用は高い
最近では孤独死の発生した部屋などを清掃する、専門業者がいます。
特殊清掃業を専門とする業者で、害虫駆除や消臭を含む清掃のほか、リフォーム、供養やお祓いまで、依頼することができます。
また、葬儀社が、特殊清掃業を兼務している場合もあります。

専門業者としてのノウハウや道具、洗剤などを用いて作業しますから、安心して任せられますし、安全性も保たれますが特殊であり、人がやりたくない大変な作業をしてくれるので、費用はかなり高くなってしまいます。

例えば、荷物の搬出だけでも数十万円はかかりますので、清掃や荷物の搬出などは、賃貸住宅経営者が自分で作業することも珍しくありません。もし、自分で処理すれば、軽トラックのレンタル費用やゴミ処理に、数万円かかる程度で済みます。

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